2021.03.16

テニスプレイヤー・日比野菜緒が掲げる
“感謝”“愛”“内なる平和”

日本を代表するテニスプレイヤー、日比野菜緒選手。コロナ禍の影響によって多くの大会がやむなく中止された去年、さまざまな新しい想いが彼女の中で芽生えました。その中でひとりの人間として、またアスリートとして心の軸として掲げた信念は何だったのでしょうか。

自分に優しくすることで内側から
エネルギーを発していくことが大切

―ルコックスポルティフの新シグネチャーデザイン「ソレイユ ・スワソン」の象徴的な三角形、そしてトリコロールカラーというどちらも“3”が関わるので、それにちなんで、日比野さんにとっての3つの軸となる信念をおうかがいできたらと思います。

最近は、“愛”“感謝”“内なる平和”というのを自分の中で3つテーマにしています。

―その3つはいつから掲げられていることですか?

“感謝”は、もともと母が座右の銘として“謙虚・謙遜・感謝の気持ち”を忘れずに生きなさい、ということを言っていたので、感謝の気持ちというのはずっと自分の中にあったんです。それに加えて最近お肉を控える食生活をしていたんですが、それについていろいろ調べていくうちに動物愛護の観点もあってお肉を食べないようになったんです。それをやっていくうちに自分への“愛”、自分へ優しくする“愛”ということにも気づき始めたんです。そして今まではテニスをしていて勝つことが成功と考えていたんですけど、自分の成長に目を向けたり、自分に優しくすることで内側からエネルギーを発していくことが大切ということにも気づいて、“内なる平和”も自分のテーマとしています。

―もちろん闘争心も大事だけど、それだけではないということですよね。

はい。コロナの影響でいろんな大会が中止になってしまったんですけど、その中でもテニスは世界でもツアーを一番最初に再開させたスポーツで、無観客の中で試合をして普段お会いすることのないスタッフの方とお話したりして、大会ってこうやってつくり上げられているんだ、本当にたくさんの方が関わってひとつの大会を成功させるために頑張ってくださっているんだ、と気づくことができたんです。それでテニスというスポーツができていることに対して“感謝”が深まった1年だったので、“感謝”も心に置いています。

―その掲げられている3つは、日比野菜緒という人として、それともテニスプレイヤーとして、どちらとして掲げられているのでしょうか?

“感謝”は、いつも一緒にいてくれる家族や友人、周りにいてくれる人にはもちろん、テニスでも大会をつくってくださっている方やコーチ、トレーナー、一緒に頑張っている選手にも感謝しています。“内なる平和”は今まで戦績だったりランキングで自分の価値が決まると思っていたんですけど、たとえ負けても良い試合ができたと思えたら、それは自分の中で成功だし、目に見えるものだけがすべてじゃないと気づいてからは楽に選手生活を送れるようになりました。“愛”も、去年はなかなか人に会えない1年だったので、自分への愛が増える時間になったとともに、いろんな人へ会いたいという想いの愛も深まったと思います。そう考えると、日比野菜緒という人としても、テニスプレイヤーとしても同じ信念を掲げていると思います。

―ご職業としてテニスプレイヤーである日比野さんにあえてうかがいたいのですが、日比野さんにとってスポーツや体を動かすこととはどういったことでしょうか?

アスリートとしてテニスをしていることは自分の成長につながっていると思います。やっぱり楽しいことだけではなくて、辛いことや乗り越えなければならないことを乗り越えた時に一番幸せを感じるというか。私、成長してるな、って感じられることが何よりもうれしいんだな、ということに気づいてからテニスを通じて選手としても人としても大きくなっていると思うので、テニスというスポーツは私の人生にとって大切なものです。

―今回、日比野さんは日本各地や世界中を飛び回っているということで、飛行機が見える場所で撮影をさせていただきました。昨年はコロナの影響でこれまでみたいに移動ができなくなったと思いますが、どう感じられましたか?

去年は、単純に日本の四季を感じられたのが良かったなと思いました。普段は1年中暖かい場所を求めて世界中を移動しているので。去年はこんなに冬を感じられるのも久しぶりだったので新鮮でしたね。

―1年の三分の二は海外にいらっしゃるとうかがって、すごく移動している時間も多いと思います。その移動時間を快適に過ごすための秘訣などはありますか?

まず締め付けのない服を着ます。着ていてリラックスできる服を選ぶのは絶対で、あとはお気に入りの本だったり音楽を持ち込んで快適に過ごすようにしてます。それと、機内食はあまり食べないようにしています。

―普段拠点とされている神戸のテニスラボは日比野さんにとってどういう場所でしょうか?

第二の家ですね。世界を転戦していると勝負の世界なのでピリピリすることが多いんですけど、神戸のテニスラボに帰ると落ち着くんです。同じように世界を転戦している選手が帰ってくる場所でもあるので、みんなに会うと安心できるし、試合で負けたり調子が悪い時でも帰ると、「おかえり!」と迎えてくれる人がいるので本当に落ち着ける暖かい場所です。

―コロナの前までは、世界を回ってそこに帰ると安心できる顔ぶれに会えたと思うんですが、去年はテニスラボで過ごす時間が多くなったこともあって、先ほどおうかがいした3つの軸となる信念も生まれたというか、確かなものになったと思います。

そうですね。みんなが苦しい状況の中でプッシュし合って頑張っていけたので、 “感謝”という想いは強くなったと思います。個性的な人が多いので、たまに「なんだよ!」と思ったりもするんですけどね(笑)。それでもやっぱり一緒に頑張れる仲間がいるのはありがたいことなんだな、と思いました。

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―今回、「ソレイユ ・スワソン」のアイテムをミックスしたセルフコーディネートで撮影をさせていただいたのですが、ポイントとなったところはどこでしょうか?

移動の時に快適さを求めるのはもちろんなんですけど、おしゃれという要素も欠かせなくて。自分が着ていてテンションの上がるかっこいい服を着たいと思ってこのジャケットを選びました。

―普段はどういう格好をされることが多いんですか?

デニムを好んで穿きます。それにキレイめなシャツとか、ダボっとしたサイズのルコックのスウェットを合わせたり。「ソレイユ ・スワソン」のジャケットもデニムとかにも合いそうですよね。

―今後、挑戦してみたいことややってみたいこと、掲げている目標はありますか?

選手としてはもっとランキングを上げて、まだ自分が見たことのない景色を見てみたいな、と思います。個人的には食に興味があって、食生活を変えることで内側から変化があったので、そういったことを上手にみんなに伝えていけたらいいな、と思ってます。

―食生活を変えるきっかけは何だったんですか?

試合のためにメキシコに行った時にお肉を食べてドーピング検査に引っかかったんですよ。それをきっかけにいろいろと調べていたら、家畜の成長のために薬物が使われていて、それを食べた人間から薬物反応が出るという事実を知って。

―その個人的にやりたいことと、アスリートとして掲げていることが繋がると、両方でいい結果が出てきそうですよね。

そうですね。自分の食生活が変わって、テニスの結果にも繋がるのが一番みんなにも伝えやすいと思うので、どちらも頑張りたいですね。

●プロフィール
日比野菜緒(ひびの・なお)

1994年生まれ。愛知県出身。10歳でテニスを始め、中学生で全国大会準優勝を果たす。中学3年生時にオーストラリアに留学し、帰国してからは国内の大会にて好成績を収め、19歳でプロへ転向。2016年にはリオ五輪へ出場。

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